鮮烈のシンガー『majiko / まじ娘』そのルーツと魅力に迫る!

“まじ娘”改め“majiko”となった。
彼女を知っているだろうか。
『心做し』の歌声はどこかで耳にしたことがあるかもしれない。
興味本位からやがて、彼女を調べる手が止まらなくなるかもしれない。
もう彼女なしでは生きられないかもしれない。

心を打つ歌・・・。

そんな歌を、その声を、”majiko”は放ち続ける。

出典:http://amazon.co.jp

歌い手”まじ娘”

“majiko”は、2010年頃より、動画サイト”ニコニコ動画”に自身の歌声を投稿し、歌い手(主にネット上で歌声を投稿、披露するシンガー)となった。
生まれは1992年らしい。
あまり公に発表はしていないが、成人した際に本人がそのことを発信したので、そうされているようだ。
公にしているといえば、”まじ娘”というアーティストネームは本名が小島だから名付けられたようである。
彼女の歌にはよく、「もっと評価されるべき」というタグが付けられた。
ハスキーであり、ハイトーンであり、どこか不安定なところが逆に心を揺さぶられるその声は、やがて評価されるべくして評価され、2015年初頭、”エグジットチューンズ”よりデビューすることを発表した。

シンガー”まじ娘”

デビュー発表から間もない、2015年4月にリリースされたファーストアルバム『Contrast』には、”ホリエアツシ”(ストレイテナー)による楽曲『アマデウス』他、ボーカロイド曲『心做し』、『アイロニ』、『独りんぼエンヴィー』など収録され、ネット上、音楽業界、各ジャンル各方面より注目を浴びた。
ハイトーンのボーカリストは数多くいるが、”まじ娘”ほどのキーはあまり聴けない。
ハスキーボイスを売りにするボーカリストも数多くいるが、”まじ娘”ほど美しい裏声と使い分けられる人はいない。
“まじ娘”の表現力には当然ながら多くの人々が興味を持った。
まだ知らない人は、試しに『心做し』の歌声を聴いてほしい。
もはや説明はいらない。

以降、”ホリエアツシ”と動向を共にし、シングル『mirror』、セカンドアルバム『Magic』を続けてリリース。
”まじ娘”自身も楽曲制作には積極的に携わり、シンガーソングライターとしての手腕も確かなものだと証明してみせた。
2016年12月、今後の活動を”ポニーキャニオン”の元、行っていくことを発表する。
同社は”エグジットチューンズ”の完全親会社であることから、大きな変化はなくより広い分野を視野に入れた活動を狙っていくものだとされた。

シンガーソングライター”majiko”

“ポニーキャニオン”への移籍発表と同時に、彼女は名前を”まじ娘”から”majiko”に改めている。
歌い手から始まり、話題の波に乗った一人の少女は、大手レコードのメジャーアーティストとしてここに立ったのであった。
明けて2017年2月15日、ミニアルバム『CLOUD 7』をリリース。
ほぼ全ての楽曲を作詞作曲するだけでなく、ロックやポップス、ジャズテイストの曲も書くなど、そのマルチな才能を世に知らしめた。
そして同年9月には、恩人ともいえる”ホリエアツシ”氏のバンド”ストレイテナー”のトリビュートアルバムにも参加した。
錚々たるメンバーの中に、”majiko”の名前もしっかりと記載されている。

ネット上に若く揺れる歌声を吹き込んでいた、あの頃の少女はもういない。
だけど、一人の大人のアーティストがここにいて、今もどこか面影を残している。

関連サイト

majiko公式ページ
http://www.majiko.net/


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