クラスに一人はいた”米津玄師”

大人しい子。
目立たない子。
運動は苦手。
勉強はできる?
でも、ルックスは悪くないよね。
得意なものって、あるのかな。

“米津玄師”は今、日本で一番人気のアーティストになった。

DTMと”ハチ”

“米津玄師”のルーツは、DTMだ。
デスクトップミュージック。
いわゆる「打ち込み」というもので、最近のものならもう生楽器と区別がつかないほど精工でリアルなサウンドが作れてしまう。
“米津玄師”は自身でバンド経験もありながら「あまり人と関わると我が出て上手くいかない」という理由から、一人でDTM作業をしていることが多くなる。
ただそれが中学生の頃だというから天才肌だ。
そうして彼は”ハチ”という名で、ネット上で音楽を配信し始めた。

ボーカロイドPから、生身のアーティストへ

彼の夢の掴み方は、少し変わっていた。
いわば表舞台に出て、アーティストとしての成功を夢見る人。
あるいは裏方として、クリエイターとしての成功を夢見る人。
“ハチ”として、DTMそして”初音ミク”を用いて楽曲を配信していた彼は”米津玄師”と変わり、自ら公の場へ躍り出たのだ。
そして”米津玄師”名義でアルバム『diorama』『YANKEE』『Bremen』『BOOTLEG』を今までにリリース。
『BOOTLEG』に至っては、実に16もの国内チャートで1位を獲得。
“DAOKO”とコラボし、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』主題歌となった作品『打上花火』のMVは、誰もが一度は目にしたはず。

“米津玄師”

今更だが名前は本名だ。
“米津玄師”は、自分のことを特に隠しもしないし、かといってしつこく主張もしてこなかった。
合わないと思ったからバンドを辞め、DTMに熱中し、良いと思ったから世に出た。
アーティストにとってそのスタンスは意外と難しく、一般の人にとっては難しくない。
彼は別にイラストの普及がこれほど身近になる時代を先読みしていたわけはない。
前髪を伸ばすのが主流になることも知った事ではなかったし、インドアな性格がマジョリティになるとも思っていなかった。
名前だってそう、彼が自分でつけたわけでもないのだ。
彼のような人は世の中にごまんといて、その実アーティストとなった人は彼ひとりだっただけ。

これから”米津玄師”を意識したアーティストが多く出て来るだろう。
だけどその頃にはまた、思いもよらないタイプの人間がシーンの中心になるような気がしている。

米津玄師のリリース歴【シングル・アルバム】

2010/02/07 自主製作CD『花束と水葬』
2010/07/19 自主製作CD『ワンダーランドと羊の歌』
2010/11/14 自主製作CD『OFFICIAL ORANGE』
2012/05/16 album『diorama』(インディーズ)
2013/05/29 single『サンタマリア』
2013/10/23 single『MAD HEAD LOVE/ポッピンアパシー』
2013/10/23 album『花束と水葬』※
2013/10/23 album『OFFICIAL ORANGE』※
2014/04/23 album『YANKEE』
2015/01/14 single『Flowerwall』
2015/09/02 single『アンビリーバーズ』
2015/10/07 album『Bremen』
2016/09/28 single『LOSER/ナンバーナイン』
2017/02/15 single『orion』
2017/06/21 single『ピースサイン』
2017/07/05 album『diorama』※
2017/11/01 album『BOOTLEG』
2018/03/14 single『Lemon』

※ 自主製作CD『花束と水葬』『OFFICIAL ORANGE』は2013年10月23日に復刻し、再リリース。
※インディーズリリースの『diorama』は2017年7月5日に復刻し、再リリース。

関連サイト

米津玄師公式サイト
http://reissuerecords.net/


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ヤマグチ

ヤマグチ

音楽と文学を愛する人。小説なら東野圭吾、バンドはLUNASEAが青春でした。売れないバンドマン時代もあり、今もバレないように生きています。


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