Uru 「フリージア」

出典:http://uru-official.com

2005年、歌手の徳永英明が昭和から平成までを代表する歌謡曲をカバーしたアルバム『VOCALIST』を発表したのち、時代はプロの歌手による”カバーブーム”となった。
このブームは、そうそう収まることなく大勢の歌手達が往年の名曲を歌い、また作品として発表した。

2010年代に入ると、カバーブームは(第二次)カラオケブームと代わり、テレビ番組でアマチュア歌手が得点を競ったり、プロと対決するなど企画はエスカレート。
若手シンガー”May J.”や、小学生演歌歌手の”さくらまや”などが名を馳せた。

同じ頃、ネット上で一人の女性が歌を投稿した。
時代は、個人でもネット上で動画を投稿することが出来るほどにまでなっていた。
ニコニコ動画からはじまった『歌ってみた』や、様々な動画投稿サイトにいわゆる”アマチュア歌手”達が台頭し始めていたのだ。

彼女の名は”Uru”(うる)。詳細なプロフィールは公開されていない。
黒髪の美しい女性だ。
彼女は”You tube”に個人でチャンネルを作り、そこでカバー曲を披露するということを続けた。
期間にして3年ほど、カバーは100曲を数えた。
そのうち彼女の歌は多くの人に聴かれるようになった。
そして2016年、メジャーデビューを果たす。

時は2017年となり、2月17日、シングル『フリージア』をリリースする。
この作品は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期版のエンディングテーマとして使用され、すでに反響を呼んでいる。

“Uru”は、歌手として長いキャリアがあるわけでもなく、例えばメディアに取り上げられる大きなコンテスト等で実績を持っているわけでもないらしい。
わずかだが明らかになっているのは、とあるバンドでボーカリストを務めていたこと、そのバンドはすでに解散していることなどだけである。
だが、彼女のことを実は知っていたという人も少なからずいる。
”Uru”の歌声は『透明』と直喩するに相応しいもので、吐息交じりだが芯を含み、裏声への抜け方が滑らかで美しい。
きっと以前に歌っていた場所でも、その歌声で聴衆の心を惹きつけていたことだろう。

彼女について知れることは、せいぜいこの程度である。
だが彼女には持って生まれた歌があり、情熱が間違いなくある。
でなければ一人で録音をし、動画を撮り、アップロードまでこなしながら100曲も投稿するものかと。
夢はまだまだ途中である。
過去はどうでもいい。
彼女の『これから』は大きな舞台、広い世界で、歌い続けることにあるのだから。

■フリージア(初回生産限定盤)(DVD付)
DISC.1
1. フリージア
2. 娘より
3. No way !!
4. フリージア(instrumental)
5. 娘より(instrumental)
6. No way !!(instrumental)
DISC.2
1. フリージア MUSIC VIDEO

関連サイト

uruオフィシャルサイト
http://uru-official.com/


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ヤマグチ

ヤマグチ

音楽と文学を愛する人。小説なら東野圭吾、バンドはLUNASEAが青春でした。売れないバンドマン時代もあり、今もバレないように生きています。

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