“乃木坂46”は、AKBグループの中において清廉潔白な魅力を広く担ってきた。
カラーでいえば「白」。
またそのイメージに合う女の子を集めたともいえるグループだ。
乃木坂の中で、最もスマートで最も白の似合うメンバーといえば、”生田絵梨花”(いくたえりか)をおいて他にいない。
グループきっての才女で、特別に洗練されたルーツを持つ彼女の魅力を、どうか知ってもらいたい。
乃木坂46 / 生田絵梨花(いくたえりか)
生田絵梨花は、いくちゃんと呼ばれている。
彼女にはあまり、昨今のアイドルや芸能人に必要な闘争心のようなものが表向きになく、とっつきやすいことからメンバー達にはとても慕われる。
お嬢様、といって差し支えないだろうか。
彼女にとってアイドルの世界はポップでありカジュアルなのだろうか、天真爛漫なメンバー達に囲まれ、時にバカなノリにも付き合う懐の広さは身についたようだ。
その様子は冠番組『乃木坂工事中』でもよく見られる。
そして今、才女として育った「生田絵梨花」と、乃木坂46の「いくちゃん」という二人の魅力的な人間像が、彼女の中には共存しているのである。
生田絵梨花のルーツ
彼女の出生は、ドイツのデュッセルドルフ。
3歳頃よりピアノに触れ、5歳の時、東京に引っ越した。
ということは、彼女はバッハやベートーヴェンやモーツァルトと同じ地で音楽に触れ始めたことになる。
小学生の頃からはミュージカルに憧れ、子役として舞台にも立っている。
それから毎日のように習い事に通い、ピアノだけでなくバレエや英語、書道の腕も磨き、数多くの資格取得、有段者ともなった。
ただやはり、本人が最も望んでいた道はミュージカル。
そんな矢先、後に国民的アイドルグループとなる乃木坂46一期生オーディションの存在を知ることとなる。
”乃木坂46”の、生田絵梨花
かくして”乃木坂46”の一員となった生田絵梨花だが、私生活は多忙を極めた。
中学生の時からグループに加わっていた彼女。
人によってはアイドル一本でという決意で臨む例もある中、彼女は何一つとして疎かにはしなかった。
その結果、音楽大学への進学を志す。
ここで一度、芸能活動を休止し、入学後にまたグループへ合流する。
「平日の睡眠時間が1時間ほどで、栄養ドリンクを飲んで頑張っていた」というエピソードは、若干ひくほどでもある…。
学業の経過については、公の話でないため明らかにはされないが、彼女が努力家であることは周知の事実。
加えて”乃木坂46”の躍進は、説明不要の事実だろう。
彼女の魅力は内に秘めた「強さ」であり、またそれを表情には出さない「優しさ」でもある。
アイドルは通過点かもしれない。
また新たな夢を見つけるかもしれない。
だが彼女に今を妥協する考えはなく、全力だからこそ、見る者の心を打つ。
生田絵梨花を見ていると、今の大切さ、ひたむきに生きることの意味を教えてもらっているような気もするのだ。