地下アイドルの先駆けとしても知られる仮面女子が、公式ブログ上にて「メンバー5名の年内卒業」を発表した。
卒業を予定しているのは、神谷えりな、桜のどか、立花あんな、水沢まい、坂本舞菜の5名。
仮面女子のプロデューサーである永田雅規氏は、「卒業に関しては以前より話し合いを重ねてきた」旨を説明、各々の夢と将来を何より尊重したいと語った。
仮面女子メンバー5名卒業
卒業に際して、メンバーそれぞれがブログを更新し、思いを書き記した。
仮面女子の躍進に大きく貢献してきた神谷えりなは、「仮面女子になったからみんな(ファン)に出会えた。今回の決断にも意味がある」と語り、今後も自分の更なる夢に向かって地に足を着いて進んでゆきたいとした。
仮面女子のリーダーを務めてきた桜のどか、立花あんなの2人は所属事務所である「アリスプロジェクト」に残り、個人(ソロ)として活動を続けていくという。
後の3名は今年12月中にそれぞれ、事務所を退所する予定となっている。
またそれぞれ、卒業式を予定、日程は以下の通り。
■仮面女子メンバー各卒業式日程
会場:仮面女子カフェ
開場 18:00 開演 18:15
11/23(金・祝)2部 神谷えりな
11/25(日)2部 立花あんな
12/02(日)2部 坂本舞菜
12/29(土)2部 水沢まい
12/30(日)2部 桜のどか
地下アイドル=ライブアイドル
仮面女子がいなかったら「地下アイドル」という言葉は世間にこれほど浸透していなかったかもしれない。
2011年頃、アリスプロジェクトが発足、それから「アリス十番」「仮面女子」などのユニットを生み出し、ライブ活動を中心に行ってきた。
今でこそ「ライブアイドル」という呼称があるが、その実は「地下アイドル」といって間違いないだろう。
CDをリリースし、そのキャンペーンの一環としてコンサートツアーを行うという一連の活動形態を崩し、地下アイドルは日常的にライブを行い、各種イベント、ファンツアー、撮影会、オフ会など多岐に渡って様々な催しをする。
リリースももちろんあるが、会場限定であったり、配信限定であったりと、世間一般に知られたアーティスト活動とはやはり違い、そこには出版不況、ネットの普及などから起こる時代のニーズがあった。
仮面女子はそんな時代をいち早くキャッチし、一見はアマチュア染みたやり方だと世間などからは思われながら、活動を続けてきた。
そうして今、より多くの人の心を掴んだのは、メジャーアーティストか、地下アイドル、どちらだろうか。
今回の卒業に際して、仮面女子・アリス十番ともに初期メンバーでありリーダーであった桜のどかは「辛いこともあった。けどみんなと頑張る日々が、楽しくて仕方がなかった」と語っている。
いつも手を取り、時には抱き合うほどファンの近くに来てくれた彼女達が、道を作ってくれたから、現在国内ではアイドルの数が軒並み増え続けている。
仮面女子は2018年を持ってひとつの歴史に終止符は打たれるが、地下アイドルのパイオニアとして、今後更なる発展を続けていくことだろう。
関連サイト
仮面女子公式サイト
https://www.alice-project.biz/kamenjoshi/jp
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