2014年2月の本格始動から、着実に経験を積んできたガールズ(ロック)バンド”SORAMIMI”。
デビューは鮮烈だった。
実力派のメンバーを揃え、デビューシングルはアニソンカバーというワンツーパンチだ。
アニソン、それも往年の名作のテーマソングまでもSORAMIMI色に染め、リリースは、その後シングル2枚とミニアルバム1枚を数えた。
そんな彼女達のシングル「君のせい」が2016年11月8日にリリースされた。
オリジナル曲のシングルリリースは、すでに4枚目となる作品。
冒頭で紹介する際に「ガールズ」と「バンド」の間に(ロック)をあえて入れたのは、彼女達をよく知る人なら納得するはず。
”SORAMIMI”はどう考えてもロックバンドだ。
ライブでは拳を振り上げ、ファンを煽る。
キュートでポップというには無理があるくらい、男気溢れるガールズ「ロック」バンドなのだ。
「君のせい」は、彼女達のロックがふんだんに詰め込まれた力作だ。
ドラムのフィルインから始まるというロックの定番パターンから、イントロはギターでメロディーを奏でる。
しかも、オクターブ下のハーモニーを重ねる骨太っぷりである。
これがロックでなくて何がロックか?
ボーカルのYAKAの声は切なくも力強い。
「君のせい」はミディアムテンポのナンバーで、メロディーも耳に馴染みやすい。
タイトルからの想像通り、切なくて胸が苦しい!という恋心を歌っているのだが、サビでもギターのリフと裏打ちのオープンハイハット。
これが、まあ主張すること。
素晴らしいロック魂をお持ちである。
昨今、ガールズロックを歌うグループは多くいる。
だが「SORAMIMI」と比べれば、まだまだ甘いなと、そう感じるのは「君のせい」である。
■SORAMIMI「君のせい」(CD+エムカード)
DISC.1
1. 君のせい
2. 平行線
3. 君のせい(Instrumental)
4. 平行線(Instrumental)
関連サイト
SORAMIMIオフィシャルサイト
http://soramimi-band.com/
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