フェアリーズ『synchronized ~シンクロ~』

“実力派グループ”というコンセプトのもと、ダンスも歌も常にハイレベルなパフォーマンスを求め、表現してきた”フェアリーズ”。
通算14枚目となるシングル『synchronized ~シンクロ~』で、5人体制での新たなスタートを切った。

“藤田みりあ”脱退へ

近年のメンバーは6人。
去る2017年1月、デビュー時から共に歩んできたメンバー『藤田みりあ』が、学業へ専念するため、脱退したのだ。
いくら人気があったとしても、アイドルがアイドルであり続けるのは実質不可能だし、現実では若いメンバーや違うグループに人気を持っていかれることだってある。
そういう意味でも、脱退ひいては引退を選ぶアイドルは多い。
彼女もそのうちの一人なのだろう。

“フェアリーズ”はアイドルなのか?

ただ、残ったメンバー5人を見るに、”フェアリーズ”はアイドルと単に表すのは違う気がする。
前述したコンセプトに沿い、歌は常にハイトーンでスピーディ、そして、テクニカルなダンス。
幸とも不幸とも取らず、年を重ねて大人びてきた彼女らは今、アイドルを超えて一つの”ダンスユニット”、”パフォーマンスグループ”へと進化したように見える。
アイドルという定義が、笑顔で可愛く、夢を届ける存在であるのなら、”フェアリーズ”は該当しない。
彼女達はもっとリアルで、熱いアーティストだからだ。

『synchronized~シンクロ~』

そして、今回発表された『synchronized ~シンクロ~』は、フェアリーズ史上最高にエキサイティングな曲に仕上がっている。
一時だけ起こった本格派?セクシー?ブームは過ぎて世は”可愛いアイドル”ブームが続いているが、そんな時代に喝を入れるがごとく、フェアリーズのパフォーマンスは過激さを増した。

曲はピアノのイントロから始まり、テクノビートの激しい曲に入る。
どこか今風のアニメソングを思わせる、ゾクゾクとした導入部分だ。
メロディーは相変わらず高音域の多い作りで、華やかさに交じるあどけなさがまだあるように聴こえるが、メロ部分の歌声はメンバーそれぞれの色気を確かに感じさせてくれる。
5人の衣装は、ピンクを基調としたデザインと、ゴールドのやや露出の多いものがあり、MVではポイントごとに切り替わる。
こればかりは音では伝わらないので、ぜひビデオでチェックしてほしい。
公式チャンネルのMV(Short Ver.)は2月8日より公開中だ。

■Synchronized ~シンクロ~(DVD付) Single
DISC.1
1. Synchronized ~シンクロ~
2. The Fairytale
3. Synchronized ~シンクロ~ (Instrumental)
4. The Fairytale (Instrumental)

DISC.2
1. Synchronized ~シンクロ~ (MUSIC VIDEO)
2. Synchronized ~シンクロ~ (MUSIC VIDEO オフショット)

関連サイト

フェアリーズオフィシャルページ
http://www.rising-pro.jp/artist/fairies/


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