ハイレゾDAPのブームの火付け役と言っても過言ではないFiiOの新モデル「FiiO X5 3rd Gen」が5月に登場し、その完成度から話題を呼んでいます。
高級DAPとなると10万円以上なのは当たり前ですが、「FiiO X5 3rd Gen」は高級DAPと比較しても4万円程度と安価。
同社のフラッグシップモデル「FiiO X7」と同様に、OSはAndroidを採用しておりタッチパネルでの操作が可能です。
また、高級DAPでも採用されている旭化成DACチップ「AK4490EN」を2基搭載し、1チャンネル毎に使用されます。
DSDネイティブ再生への対応、PCMは32bit/
スマホ系デバイスとして見た感想ですが、ハードウェアは数世代前の物。
SoCはRockChipのRK3188T。このチップは2014年頃に製造されたRK3188(Cortex-A9x4コア+Mali400)の低クロック版。1GB(メモリ)+32GB(ストレージ)、外部メモリはmicroSD x2枚(最大512GB)となっています。
また、OSはAndroid5.1ベースのカスタム版を搭載。もちろんAndroidとして操作することも可能で、Play Storeからアプリをダウンロードして使用する事も可能。好きなオーディオアプリを利用できるのは良いですね。
また、Android5.1は、5.x系に見られるOSレベルでのメモリ関連の仕組みがあまり上手でないバージョンですが、バッテリーに関してのパフォーマンスが向上しているので、低クロック版のRK3188Tとの組み合わせてバッテリーライフを重視した物と思われます。
気になる事は、非対応のRockChipに別途でQualcommとMediaTekの急速充電方式に対応させたという点です。
急速充電は通常はSoCで制御する物なのですが、FiiOの企業努力でサポートさせたとの事。
比較的大きなバッテリー容量なのでコレは素敵です。
FiiO X5 3rd Genはオーディオ部分は高品質部品で構成し、安価なSoCを調達することで、この価格を実現しているのでしょう。
オーディオ品質に関しても同社のフラッグシップモデル FiiO X7比較しても引けを取らない完成度で評判がよく、DAPとして考えると間違いなく「買い」です。
Android部分に関しては、アプリもおまけで入れられる程度に思っていた方がいいですね。
ARMv7ベースのSoCでは最近のアプリは重く感じられるでしょう。
記事提供:もばらぼ部
Image Credit:Oyaide Elec. Co., Ltd.
http://www.oyaide.com/fiio
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