2018年8月、”欅坂46″の1期生としてグループ初期から活動してきた今泉佑唯がグループを卒業することを、自身のブログ上で発表。
また、最新シングル『アンビバレント』、夏の全国ツアーともに参加しないことを表明した。
“佑唯”って、書けない?
佑唯と書いて「ゆい」と読むその名前。
だが名字の方が珍しい?ので、「ずーみん」「ずみこ」の愛称で親しまれた。
五人兄妹の末っ子であり、それだけ聞くと天真爛漫そうなものだが、どちらかというと控えめなタイプのずーみんは、わちゃわちゃしたそれこそ女子校のようなノリではなかった。
でもそれは、欅坂のムードには合っていたように思えている。
グループはエース”平手友梨奈”を先頭に結成時から全速力で走ってきたが、活動開始から2年ほどした2017年、ずーみんは体調不良で休養に入る。
華奢でひ弱なイメージがあるのは、別に彼女だからではなく、だいたいグループは毎年何人も休むし、細かい日程のキャンセルなどは数えきれないほどあるのだから、気にするほどではなかった、はず。
だが2017年末にもまた活動休止を発表。
復帰はしたが…彼女がだんだんと、か細く小さくなっているように見えるのは、僕らが心配し過ぎて疲れていたからか、きっとそうだ。
結果、今回の決意に至ったわけである。
立ち止まりながらも、懸命に走ってきたずーみんに、今は「お疲れ様」と言ってあげたい。
卒業に際して、仲間からのメッセージ
冠番組「欅って、書けない」にてMCを務める”土田晃之”は「寂しい。学校の先生のような気持ち」とコメントした。
グループ結成間もなく番組が始まり、丸3年間。
ちょうど中学高校と同じ年月接してきて、その思いを言葉少なながら伝えたのだった。
ずーみんと親友であり、ユニット”ゆいちゃんず”を組んでいる”小林由依”は自身のブログで今回のことについて長文を掲載。
言葉がまとまらないことを先に謝った上で、ずーみんをずっと応援していきたい、そして”ゆいちゃんず”の曲をこれからも愛してくださいとファンに向けて伝えた。
またメンバー達もそれぞれに思いと、エールを送った。
欅坂は、活動前と初期に一人ずつ脱退者を出してはいるが、数年間に渡り頑張ってきたメンバーを送り出すのは初めてのことになる。
メンバーも卒業ということに慣れていないため、実感が湧かない、心に穴が開いた、といったコメントが多かった。
ずーみんは今後、一人の女優、歌手、タレントとして活動を続けていくことになっている。
最後の作品『アンビバレント』
表題曲である『アンビバレント』には参加していないので、最後と言って良いかは分かれるところだが…。
今作の通常盤タイプに収録されている『日が昇るまで』は彼女のソロ曲なので、最後に聴ける歌声はこの作品になる。
また、タイプA盤のDVDには”齊藤京子”との自撮りTVが収録。
こちらは先日、公式チャンネルでダイジェストVTRが公開された。
伸びやかで心地良い歌声は、グループでもそうだが何よりソロやユニットで聴くとよくわかる。
ずーみんは”ゆいちゃんず”として、また”てち”(平手友梨奈)と長濱ねるを加えた”てちねるゆいちゃんず”として、計6曲を発表。
全国ツアーに参加しないということは、ユニットやソロのパフォーマンスもないということになる。
「最後までやり切りたい」と語るずーみんの、ラストステージはあるのだろうか。
期待したいところだ。
ずーみん参加楽曲(ソロ、ユニット)
『渋谷川』/ゆいちゃんず
1stシングル『サイレントマジョリティー』Type-B
1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-B
『ボブディランは返さない』/ゆいちゃんず
2ndシングル『世界には愛しかない』通常盤
『夕陽1/3』/てちねるゆいちゃんず
3rdシングル『二人セゾン』通常盤
1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-A
『チューニング』/ゆいちゃんず
4thシングル『不協和音』Type-B
1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-A
『夏の花は向日葵だけじゃない』/ソロ
1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-B
『一行だけのエアメール』/ゆいちゃんず
1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』Type-B
『再生する細胞』/ソロ
5thシングル『風に吹かれても』通常盤
『ゼンマイ仕掛けの夢』/ゆいちゃんず
6thシングル『ガラスを割れ!』Type-C
『日が昇るまで』/ソロ
7thシングル『アンビバレント』通常盤
関連サイト
欅坂46公式サイト(公式ブログ)
http://www.keyakizaka46.com